2016年1月22日 (仮訳)ニジェール、ブルキナファソ、およびタンザニアにおいて消費される食用の新種、Agaricus subsaharianus Hama, O. et al., 2010. Agaricus subsaharianus, une nouvelle espéce comestible et consommée au Niger, au Burkina Faso et en Tanzania. Cryptogamie, Mycologie. … Available at: http://cat.inist.fr/?aModele=afficheN&cpsidt=23274598 [Accessed January 22, 2016]. 【R3-02586】2016/01/22投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ニジェール、ブルキナファソ、およびタンザニアで食用となっているきのこの一種を検討し、Agaricus subsaharianusとして新種記載した。 本種はシェーファー反応陽性で、KOHで黄変する点などから暫定的にSpissicaules節に含められたが、担子胞子のエンドスポアが厚い点が独特であった。 現地名や利用法など、質問票調査により収集した本種の民族菌類学的情報を掲載した。 Burkina Faso, Ouagadougou, parc urbain Bangr-Weoogo (新種) Agaricus subsaharianus L.A. Parra, Hama & De Kesel 語源…サブサハラの 【よく似た種との区別】 Agaricus pampeanus 傘が白色 傘表面が鱗片状 つばが二重のことがある 本種と異なり子実体に触れても黄変しない 本種と異なり傘表面がKOHで淡黄色を呈するのではなく陰性 本種と異なりシェーファー反応陽性ではなく陰性 本種と異なり子実体にアーモンド臭ではなく菌臭がある 本種と異なり担子胞子の頂部がエンドスポアが厚いという特徴を欠く 本種と異なり担子胞子の頂部に痕跡的な孔を有する 本種と異なり縁シスチジアが担子器と同じサイズかまたはより小さい Agaricus chionodesmus 傘が白色 担子胞子のサイズが類似している 本種ほど傘表面の鱗片が顕著でない 本種と異なり傘表面がKOHで淡黄色を呈するのではなく陰性 本種とつばの形態が異なる 本種と異なりシェーファー反応陽性ではなく陰性 本種と異なり子実体の臭いがアーモンド臭でない 本種と異なり担子胞子の頂部がエンドスポアが厚いという特徴を欠く 本種と異なり担子胞子の頂部に痕跡的な孔を有することがある 本種と異なり縁シスチジアがごく小型 Agaricus ciscoensis 本種と異なり傘が白色ではなく暗褐色 本種と異なり傘表面が鱗片状ではなく平滑 本種より担子胞子のサイズが顕著に小さい Agaricus horakii 本種と異なり傘が白色ではなく暗褐色 本種と異なり傘表面が鱗片状ではなく平滑 本種より担子胞子のサイズが顕著に小さい Agaricus argentinus 本種と異なり傘が白色ではなく暗褐色 本種と異なり傘表面が鱗片状ではなく平滑 本種より担子胞子のサイズが顕著に小さい Agaricus lilaceps 本種と異なりサブサハラアフリカではなく北米などに分布する 本種と異なり傘が白色ではなく褐色 本種と異なり傘表面が鱗片状ではなく平滑 本種と異なりつばが2つに裂けない 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なり縁シスチジアが担子器に類似している Agaricus arorae 本種と異なりサブサハラアフリカではなく北米などに分布する 本種と異なり傘が白色ではなく褐色 本種と異なり傘表面が鱗片状ではなく平滑 本種と異なりつばが2つに裂けない 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なり縁シスチジアが担子器に類似している Agaricus amicosus 本種と異なりサブサハラアフリカではなく北米などに分布する 本種と異なり傘が白色ではなく褐色 本種と異なり傘表面が鱗片状ではなく平滑 本種と異なりつばが2つに裂けない 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なり縁シスチジアが担子器に類似している Agaricus subpratensis 傘が白色 傘表面が鱗片状 担子胞子のサイズが類似している 本種と異なりサブサハラアフリカではなくジャマイカなどに分布する 本種より子実体ががっしりとしている 本種と異なり傘の鱗片が純白ではなく褐色 本種と異なり傘の鱗片が互いに繋がる 本種より柄が短い 本種と異なりつばが2つに裂けない 本種より担子胞子が短い Agaricus campestroides 子実体が白色 子実体が細長い 担子胞子のエンドスポアが厚い 本種と異なり傘表面が鱗片状ではなく平滑~絹状の繊維状 本種より柄の幅が狭い 本種と異なりつばがごく薄く脆い 本種と異なり根状菌糸束を欠く 本種と異なりシェーファー反応陽性ではなく陰性 本種と異なり子実体にアーモンド臭ではなく菌臭がある 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なり縁シスチジアを欠く